中坊公平 死去 元日弁連会長、平成の鬼平の偉業と伝説

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■中坊公平 死去 元日弁連会長、平成の鬼平の偉業と伝説



おととい、2013年5月3日に、中坊公平さんがお亡くなりになられました。



中坊公平さんは、弁護士として活躍されていて、日本弁護士連合会の会長まで務められた方です。

「平成の鬼平」という異名通り、森永ヒ素ミルク中毒事件（森永の粉ミルクにヒ素が混入されて、多数の死者、中毒者を出した事件）の解決に尽力され、他にも千日デパート、甲山事件、豊島産廃不法投棄事件など、実に４００件以上の事件を担当されました。



森永ヒ素ミルク中毒事件について、中坊公平さんは弁護士として関わるか迷ったそうです。

しかし、父親に、
「赤ちゃんに一体何の罪があるというのだ」
と一喝され、この事件の解決を決意したそうです。

正義感に溢れた、すばらしいお父上だったのですね。



日本弁護士連合会長に就任されてからは、もっと身近な司法にしようと、司法制度の改革に取り組まれました。

その原因は、森永ヒ素ミルク中毒事件の被害者である母親たちの、

「私達は裁判を提起した。裁判に勝つことが目的ではありません。森永も国も、被害者の実情に目を配っていただいて、被害者救済のために立ち上がって下さい」

という言葉にあるようです。



そのようなすばらしい活動をなさっていた、
中坊公平さんが、死去されました。

ご冥福をお祈り申し上げます。

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